和室は障子がカーテンの代わりですが、大きい方の窓は通りに面しているためほとんど閉めたままです。
母がいた頃は、さらに障子に簾を掛けてありました。
多分明るすぎるのでと思いますが、当たり前の光景だったのであえて理由を聞くこともありませんでした。
最後の入院から退院にあたり、介護ベッドを設置するのに、その大きな窓のところしか設置できず、ホコリっぽい簾は取り外したかったのですが、想定どおり母は簾はあったほうがいいと。
介護ベッドの設置にあたり、部屋の片付けを母の友達にも手伝ってもらうなかで、限りなく以前のままの部屋の風景にしておいたほうがいいとアドバイスをもらっていたので、やはりと納得。
今回張り替えたのは、よく開け締めする小窓の障子です。さすがに頻繁に開け締めするので角々の障子紙が剥がれて来てしまい、両面テープで貼ってもだめでした。
母がセロテープで修繕したあとがあったりして、随分前からこんな状態だったのかなと、もっと早く直してあげればよかったと思いながらも、特に不便は感じないので直さなくてもいいと言われそうな気もします。
ホームセンターで探すと、アイロンで貼るタイプのものがあり、糊を購入しなくてもいいので、そちらに決めました。
古い障子紙を剥がすのに便利だったのが、母が使っていた絵画の平筆。
前述の友達がこれを使うといいと教えてくれていたので、処分しなくて良かったーー
タオルよりも、ピンポイントで濡らせるので使いやすいのではないかと思いますが、なんせ初めてなので比較はできません。あしからず・・・
1辺だけにアイロンをかけて障子紙を固定。その後は真ん中から4方にアイロンがけしながら貼っていきます。
ズレたりで貼り直したいときには、再度アイロンで熱を当てると剥がせますから、安心でした。
じゃーん!
障子の角の紙が剥がれいて見苦しかったので、スッキリしました。
ただやってみてわかったことが
1.和紙の様にピーンとならない
和紙だと霧吹きすれば、乾くとピーンと張ってくれるイメージですが、霧を吹くと剥がれそうなので、若干の波打ちは目をつぶります。
2.和紙より厚さがあるためか、風がとおると、若干紙の音がうるさい
素人が初チャレンジですから、こんなものでも上等でしょうと、自己満足しながら眺めています。