自宅マンションの片付けも大詰めを迎えています。
引っ越しではあるけれども、通常の引っ越しではないので、家具類などの大物は不要です。本当なら持って行きたいものもありますが、実家の状況では、設置場所がなくてとても無理です。
まあ、生活はできているので、もう必要はないと割り切れてもいます。
唯一交換という形で、実家に運びたいものがありました。それはダイニングテーブと椅子。
生前の母も言っていたので、なんとかしたいなと思いつつ、方法を考えていました。
一番てっとり早くて、確実なのは業者に頼むことですが、費用がかかります。
知り合いに頼むのは、最終手段にしたいなと。これからも、色々と出てくると思うので自力でできることは、なんとか知恵を絞りたいのです。
そこで、ひらめいたのが、またしてもジモティーです。
実家のダイニングセットを出品して、マンションからの搬送もしてもらうという条件つき。
ラッキーなことに、出品後すぐにコメントがあり、高齢のご両親を引き取ったので、椅子での食事をさせてあげたいと、なんとも心あたたまる理由。
が、しかし、その後すぐに、ジモティーから内容変更依頼がはいりました。
搬送は規定外だそうで、その条件での出品はできないとのこと。
仕方ないので、条件は書かずに出品し直し、コメントくださった方には、再度事情を説明してみましたところ、こころよく了解をしてくださり、こちらの希望日、時間に動いてくださることになりました。
当日時間通りにマンションに来ていただけましたが、驚いたことに女性だったのです。
搬送作業もありますから、てっきり男性だとばかり思っていたのと、華奢そうな女性だったので一瞬は大丈夫かなと、思ったのですが、若い女性(娘さんのお友達、娘さんは車中待機)と2人で来ていただけたので、なんとかなるかな。いやなんとかして貰わないと困る!
そんな気持ちで部屋に向かいましたが、考え方によっては女性でよかったなと、お話をしながら思いました。
一応工具としてドライバーは持参したのですが、なんとテーブルの足を外すのに、6角レンチが必要というアクシデントがありましたが、近くのスーパー内にあるダイソーに走り購入できました。
その途中で頭をよぎっていたのは、初対面の人を部屋に残して、部屋から家主がいなくなるってどうよ!ってこと。
まあ、貴重品もありませんし、なにより、無理な依頼もこころよく受けていただけたかたなので、信用はできると信じながら。
色々と想定外のアクシデントがありながらも、無事にダイニングテーブルセットの交換ができました。
引き取りの女性は、DIYが趣味だそうで、少し切れた部分のある椅子の座面は張替えできるし、剥げたテーブル面も削ってニスを塗ればきれいになると言っていました。
すべて独学でやっているそうなので、実家にもどってから、DIYをやってみたいと思っていた背中を押された気がします。
今回は本当に運が良かったとしか言いようがありません。
タイミングといい、偶然の出来事といい、いい流れのときには、応援の力が働いているのですね。
ひょっとして、実家でダイニングセットを使えるように、母が力を貸してくれたのかもしれませんね。