父は熱い緑茶が好きで夏でも飲むので、年中電気ポットが必需品です
マンションでの居候暮らしの当初は、電気ケトルを使っていたのですが、そのつど水を入れてお湯を沸かすのはとてもハードルが高くて、程なく電気ポットを実家から持ってきていました
私としては、夜には電源を切って、お湯も捨てて、朝に新たにお湯を沸かすというルーティーンをしたいのですが、電気ポットの番人の父に何度そう言っても聞く耳を持たないというか、覚えていられない・・・
さすがに寝る前にお湯を沸かすのはやめてほしいのですが、ちょいちょいやってくれてます
電気代がかかるといっても、目くじらを立てるほどではないと、自分に言い聞かせながら、生暖かい目で見守っています
先日は食事前にお湯が少なくなっていたようで、父はポットにお水を入れようとしていました
食事の時に飲むお茶は作れたので、シンクに食器などがあって邪魔になるので、食事後にするようにお願いしました
ポットのことはすっかり忘れて、食後の片付けをしながら、一瞬だけ外にゴミを出しにいきました
その時間、ほんの1~2分
キッチンに戻ると、ゴーっという音が!
んんん・・・
そうです、父が電気ポットにお水を入れてスイッチオン!していたのです
ほんの一瞬の間に、すかさずお湯を沸かす90歳
しかも、何事もなかったかのように、新聞を読み続けている
自分がしたこと忘れてるの?と錯覚しそうなくらいの、平然さ
いやーー恐るべき父
大笑いでした
まさに、鬼娘の居ぬ間を狙った犯行、じゃなくてお水の補充
まだまだ、電気ポット奉行の座は明け渡さないぞ!そんな心意気を感じ、笑えるやら、感心するやらでしたが、本人はいたって普通の態度
いつものルーティンをやっているだけで、特別感は皆無
まだまだ、元気でいてくれそうで、頼もしい限りです
わたしも、頑張らないと!